昔の映画「デーヴ」

円が1ドル=140円
とニュースで流れていましたね。

今の日本は周囲の国々からどんどん置いていかれてる感があります。

日本国内だけを見ても、
国民の暮らしは、物価も上がり、税金も毎年上がっているのに、
何十年も賃金は上がらず、生活はじわじわと苦しくなってきている。

一方で政治家達や企業だけが豊かになっていく。

なんだか江戸時代の年貢を取り立てられる農民の気分です😢

そんな鬱々とした日本の現実を思うと、
昔の映画「デーヴ」のような事が起きてくれないかな?と思い出すのです。

「デーヴ」あらすじ

これはもうかなり昔の映画なのですが、

(以下、ネタバレあり)

普段は派遣業者を営む(主人公)デーヴ

イベントで大統領の物まねをしていた所を、
政府の関係者に見そめられ
アメリカの大統領が不倫で不在の間、影武者を依頼されます。

影武者はひと晩だけの予定だったのが、その日に大統領が突然死。

不倫中の突然死なだけに、大統領の死を公に公表出来ない為、
デーヴはそのまま影武者を続けることになります。


デーヴは見た目と大統領の物真似だけで選ばれた影武者なので、
彼が実際の政治を行う事は出来ず、
実際の執権は裏で元々の政治家達が行い、
デーヴは言われた通り大統領を演じるだけであった。

そんな生活の中で、ファーストレディが福祉の為に熱心に活動していることを知ります。

しかし死んでしまった(本当の)大統領は福祉に全く興味を示さず、
大統領夫妻の仲は冷めきっていました。

元々デーヴは仕事がなくて困ってる一般の人達の話を聞き、
仕事を斡旋していた派遣業者。
弱者の立場はよく理解できます。

そして大統領の影武者として生活する中で、政治に対し色々な理不尽も感じていました。

そんな一般人の目線から、
一般人の友人と密かに連絡を取り合い、
共に(秘密裡に)福祉へ回す予算を捻出するための予算案を立てます。

そして元々の政治家たちに、その予算案をヒネリつぶされないよう、
取材カメラの入った議会が開かれる時を狙って、
議員達の利権絡み(?)の予算や不自然に多い部門の予算を縮小、
国民の福祉予算に回す提案をします。

表向きのデーヴは大統領。

カメラの入った場では他の議員たちも、
大統領が提案した(福祉の為の)予算案に反対することが出来ません。

予算案は可決されます。

その後、それを良く思わない議員の嫌がらせで、
影武者以前の(亡くなった本当の大統領が行っていた)不正が暴かれ、
影武者デーヴは責められる立場になります。

大統領の地位に未練のないデーヴは、
法律上、大統領の死後、政権を取る事になっている副大統領の人柄を確かめた後、
(副大統領は良い人でした)

公の場でその不正を認め、
そのまま(脳溢血?の芝居で)テレビカメラの前で倒れ、救急車で運ばれます。

その救急車で本物の大統領の死体と入れ替わり、
その後、大統領の死亡のニュースが流れます。

ようやくデーヴは影武者をやめて一般人に戻るのでした。

ファーストレディでなくなった元大統領夫人も、
デーヴが影武者をしていた途中で、本物の大統領でないことに気付きます。

影武者時代のデーヴの働きを見ながら、デーヴに惹かれつつあった元ファーストレディは
全ての残務が終わった後、デーヴの働いている派遣事務所に普通の人として訪れるのでした。

記憶を頼りにあらすじを書いているので多少違う所はあるかもしれませんが、そんなお話です。

この映画のここが良い!

一押しは、TVカメラの入った会議で予算をどんどん改正していく場面です。

個人的にはこの場面が一番のワクワクポイントです!

一般人の感覚でどんどん福祉の為の予算配分を決めていくデーヴ。
カメラがあるため、反対出来ない議員たちをしり目に
国民の為の予算がどんどん決まっていく様は本当にワクワクしてスカッとします!

現実がそうでないから余計に。ですね。

私も古いDVDを引っ張り出して、また見たくなってきました。

機会があれば是非見てみて下さい(^^)