宝塚星組公演「めぐり会いは再び」「Gran Cantante!!」感想

またしてもようやくですが、星組公演
「めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-」
ショー「Gran Cantante!!」

録画を見ました!

その感想などを以下に綴ります。

「めぐり会いは再び next generation
 -真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-」

少し気弱な主人公と勝気でおてんばな王女様
登場人物からしてもストーリー的には王道のラブコメでした。

壁ドンもあり、コナンの「真実はいつも1つ」の名言あり、コメディ。

でもちょっとこの時の星組のイメージとは違う感じ。
コメディが得意な組って感じではない気がしました。

私は前作を全く知らずに、今回の作品を拝見しましたが、
主題歌が他の宝塚作品と少し違う、現代的な感じになっている気がする。

座付きの方の作曲した曲なのでしょうか?
たまには変化球的な感じで新鮮ですね♪

あと個人的に気になったところでは

よく噂は聞いてはいたんですが、
極美慎くん、本当に美形ですね♪
今回の視聴で完全に顔を覚えました。

あと綺城ひか理さん。
今までとは違うポジションのお役。
悪役をするようになりましたね。

今回の作品では悪役の方が美味しい感じでしたが、
花組に戻ったらどんなポジションで起用されるようになるのでしょうか?
興味あります♪

そして、最初のシーンのお母さま役、華雪りらちゃんですか?
彼女とは宝塚入り前に少し接点があったので、気にしながらいつも見てたのですが、

この退団公演の作品で、名前こそクレジットされてませんが、
よいポジションで出演させてもらっていて、嬉しかったです♪

ショー「Gran Cantante!!」

★スペインを題材にしたショーなので、暗めの衣装が多かったのですが、
昔のスペインもの作品の曲も聞けて懐かしかったです。

礼さんはコメディ場面よりも、
アダルティなシーンや真面目にカッコいいシーンの方が似合う気がしました。

★この公演には歌の専科 美穂圭子さん出演でしたが、
ショーでは大活躍!でしたね。

礼さんと美穂さん2人での歌は抜群の安定感。
そんなに長い時間ではなかったけれど、
これぞ「Gran Cantante!!」(素晴らしい歌い手)という歌だったと思います。

★あと、女役で出てきた瀬央さん。
礼さんよりも、顔も身長も雰囲気も、男役向きですね。

★この作品は108期生の初舞台でしたが、
初舞台生のラインダンスは、皆一生懸命で初々しいですよね。

客席からの拍手も温かいです。

そしてまたしても個人的な話

華雪りらちゃん。一杯目立つ場所で踊らせて貰ってました!
彼女はダンサーなので、群舞で踊る事が多かったのですが、
最後にスポットを浴びてのダンス場面を貰えて、本当に良かったな。と思いました。

★「バイラ!」A~D 青色ジャケットのシーン、
舞空ちゃんのダンスはアクロバティックでしたね。
さすがダンサーです。

礼&舞空のデュエットダンスもいつもながらアクロバティック!
このコンビのデュエットダンスって、ラブラブの甘さよりも
技術の際立つ、アスリートの格闘技っぽいな。と思いながらいつも見てるのですが、
この辺は好みが別れる所なのかもしれません。

例えば礼さんが、もっと学年が上で包容力ありありの男役さんならば、
どんな娘役さんでもラブラブにみえるのかもしれません。
(例えば真風&潤花コンビのように)

舞空ちゃんは見た目もとても可愛いし、娘役としての華も持ってるし、
星組にお嫁さんに行く。と決まった時はとても納得したのですが、

実際に組んだ公演を見ていると、見た目や歌、ダンス、芝居の実力とは別の技術
例えば男役力、娘役力みたいなものや、トップコンビの関係性。
そんなものも宝塚の魅力の1つとしてあるような気がしました。

月組月城&海乃ペアなんかは、学年的に近いし、コンビとしてどうかな?と思いましたが、
ここは海乃さんの娘役力が抜群。
実際に公演を見た時に「お似合いだな」と思いました。
芸事の優劣とは違う、娘役として長年培ってきた娘役力の勝利ですよね。

男役ばかりが注目される宝塚歌劇団ですが、
そこにはやはり男役を引き立てるのが上手い娘役の存在。っていうのは大きいな。と感じました。

でも色んなトップコンビがいるからこその5組編成。
色んな組があるからこそ、色んな好みを持ったファンを網羅出来ていて、
伝統が続いているのだと思います。