第65回ニューイヤーオペラコンサート(2023年)の曲目と感想など

今年はニューイヤーオペラコンサートも割とすぐに録画を鑑賞しました!

オペラに詳しい訳ではないけれど、自分もオペラアリアを歌う機会があるので、
勉強も兼ねて、数年前から見るようになりました。

今回のコンサートの曲目と、所々の(オペラ初心者なりの)感想を書きたいと思います。

第65回ニューイヤーオペラコンサート(前半)曲目と一部感想

1.喜歌劇「こうもり」から、「夜会は招く」 ーヨハン・シュトラウス作曲
  新国立劇場合唱団 二期会合唱団 びわ湖ホール声楽アンサンブル 藤原歌劇団合唱部

昨年、自分もこの歌を合唱で歌ったので、日本語でなら歌えます(笑)
「こうもり」の劇中歌は楽しいものが多くてテンション上がりますよね。

2.喜歌劇「こうもり」から、「侯爵様、あなたのようなお方は」 ーヨハン・シュトラウス作曲
  アデーレ 森野美咲(ソプラノ), 合唱

音程は保ったままだけど、歌い方がほとんどセリフみたいに聞こえました。
劇中歌はこれでいいんですね。勉強になります。

3.歌劇「愛の妙薬」から、「人知れぬ涙」 ードニゼッティ作曲
  モリーノ 宮里直樹(テノール

4.歌劇「ファウスト」から、「宝石の歌」 ーグノー作曲
  マルガレーテ 石橋栄美(ソプラノ)

この方の声、結構好きなんですよね。
生では聞いたことがないのですが、YouTube動画などで聴く、やわらかで心ある声がお気に入りです。

5.歌劇「ホフマン物語」から、「昔アイゼナハのお屋敷に」 ーオッフェンバック作曲
  ホフマン 村上敏明(テノール),男声合唱

6.歌劇「ホフマン物語」から、「森の小鳥はあこがれを歌う」 ーオッフェンバック作曲
  オランピア 高橋維(ソプラノ), 合唱

客席からブラボーの声が上がってました!

7.歌劇「ホフマン物語」から、舟歌「美しい夜、恋の夜」 ーオッフェンバック作曲
  ジュリエッタ 小林厚子(ソプラノ), ニクラウス 山下牧子(メゾ・ソプラノ), 合唱

低音は少し強めでしたが、相対的にやわらかでふくよかな心地よい声色
こんな風に歌えたらいいな。

8.歌劇「ルサルカ」から、「月に寄せる歌」 ードボルザーク作曲
  ルサルカ 森麻季(ソプラノ)

森麻季さんって華やかな声だから、もっと声的に高音の曲を歌うイメージなんだけど、
この曲では低音部を地声で歌ってらっしゃいました。
私も今度歌う曲なので参考にしたいと思います。

9.歌劇「アンドレア・シェニエ」から、「ある日、青空をながめて」 ージョルダー作曲
  シェニエ 笛田博昭(テノール), マッダレーナ 本島美和

このオペラがフランス革命の時代を描いたオペラと知った上で聞くと、この歌詞である理由が分かりますね。
朗々と歌い切っていました。

10.歌劇「トスカ」から、「歌姫に対する愛が」~「歌に生き、愛に生き」 ープッチーニ作曲
  トスカ 大村博美(ソプラノ), スカルピア 黒田博(バリトン

歌とは関係ないんだけど、トスカのスカートさばきが気になった。
きっと、ドレスの中で何度も踏んで、ご本人も気になってるんだろうな。と見てて思ってしまいました(笑)

第65回ニューイヤーオペラコンサート(後半)曲目と一部感想

11.歌劇「ナブッコ」から、「いけ、わが思いよ、金色の翼に乗って」~「未来の闇の中に、はっきり見える」 ーヴェルディ作曲
  妻屋秀和(バス), 合唱

この合唱も少し歌ったことがあります。付け焼き刃の練習しかできなかったけど…💦

12.歌劇「仮面舞踏会」から、「私の最後の願い」 ーヴェルディ作曲
  アメリア 中村恵理(ソプラノ)

この人の声って華やかではないけれど、何かを心の奥に秘めたような歌が似合う声のような気がします。

13.歌劇「ドン・カルロ」から、「終わりの日は来た」 ーヴェルディ作曲
  ロドリーゴ 高田智宏(バリトン), カルロ 吉﨑裕哉

14.歌劇「シモン・ボッカネグラ」から、「まずしい家のいやしい女が」~「娘よ、その人の名をよんだだけで胸がおどる」 ーヴェルディ作曲
  アメリア 砂川涼子(ソプラノ), シモン 上村隼人(バリトン

物語が見えるような2人の歌と演技に惹きつけられた。
歌っていない時のシモンの芝居、気持ちの移り変わりが分かりやすかった。
オペラは芝居とセットですもんね。

15.歌劇「トゥーランドット」から、「誰も寝てはならぬ」 ープッチーニ作曲
  カラフ 福井敬(テノール), 女性合唱

調子が悪かったのかな?全体的に発声がハマってない感じがしました。

16.歌劇「ウェルテル」から、手紙の歌「ウェルテルよ、誰が言えましょうか」 ーマスネ作曲
  シャルロッテ 藤村実穂子(メゾ・ソプラノ)

シンプルでストレートに伝わってくる声と歌い方で、とても聞きやすかった。

17.喜歌劇「こうもり」から「ぶどう酒の燃える流れに」 ーヨハン・シュトラウス作曲
  出演者全員

この歌は初めてオペラに参加した時に歌った歌なので、思い出深いです。
私にとっては椿姫の「乾杯の歌」よりもなじみ深い歌。
それにしてもこの歌は歌ってるうちにどんどん速くなっていきますね(笑)

その他、思った事

★昔のニューイヤーオペラコンサートの映像に出てきた佐藤しのぶさん
30年前は出演されてたんですね。

★いつも出ていたメゾ・ソプラノの林美智子さんが今年は出演されてないのですね。

★昔の映像に出ていた、テノールの小林一男さんって華やかな声ですね。

この番組に関する詳しい情報はNHKサイトにありましたので、ご参照くださいませ。