私が思う「宝塚歌劇」6つの魅力
宝塚歌劇は5つの組(花組、月組、雪組、星組、宙組)に分かれており、
組ごとに1公演1か月~1か月半の公演を、
宝塚大劇場と東京宝塚大劇場で行っています。
それ以外にも大劇場公演のない組は、いくつかのグループに分けて、
日本全国各地の劇場や宝塚大劇場と同じ敷地内にあるバウホールというホールで公演を行ったりしています。
詳しくはこちら「宝塚歌劇団ホームページ」にてご確認下さい。
宝塚歌劇の魅力6選
私は宝塚以外の舞台も好きだけど、
宝塚は他の舞台と一味違った魅力があるような気がしています。
今回は6つ挙げてみました
- 美しい衣装や照明、舞台装置。総合芸術で夢の世界へ
- 成長過程(頑張り)を見守るファン
- 生徒(タカラジェンヌ)達のアピール力
- 生徒とあなどる事なかれ、高い演技力
- 同じように見えて違う個性たち
- 受け継ぐ伝統
一つずつ、私の思う魅力を語りたいと思います。
美しい衣装や照明、舞台装置。総合芸術で夢の世界へ
宝塚と言えば豪華絢爛
美しい衣装や照明、舞台装置で観客は現実から離れ、
夢の世界に浸る幸せを味わえる。
小さい劇団だと、セットや衣装など、どうしても見劣りしてしまいますが
(それなりの良さはありますが)
商業演劇なのでその辺、本当に豪華です。
宝塚大劇場の建物内では、舞台と同じような衣装を着て、
写真を撮って貰える場所もあります
(Salon de TAKARAZUKA ステージスタジオ)
好きな人は、そこでジェンヌになりきる事も出来ます💖
成長過程を見守るファン
タカラジェンヌ達は、スクールで歌やダンスなど学んで入学した生徒は多いですが、
基本、普通の学生さんだった子達が集まってきます。
そんな最初は普通の学生だった女の子達が
歌、ダンス、お芝居や個性を磨いて、
他の劇団にはない男役、娘役としての所作やメイクなどを学び、
パフォーマーとして公演ごとに成長し、進化していく姿を
ファンは見守っていくことが出来る。
これは他の劇団やカンパニーではあまり味わえない観劇の仕方だと思います。
最初はダンスだけ上手かった生徒さんだったのが、
「歌も上手くなったな~」と感じる瞬間があったり、
この生徒さん、こんなに可愛かったっけ?と思う瞬間があったり。
それもこれも、陰にはレッスンを頑張ったり、メイクを研究したり、
生徒さんたちの日々の努力の結果なんですよね。
そういう瞬間に何度も出くわす事で、
「この子頑張ってるな~」という、ある意味「親心的」な?気持ちが芽生えてきて
応援したくなってくるのです。
生徒たちのアピール力
宝塚を観に行って感じる事は、
他の劇団よりも生徒1人1人のアピール力が凄い!という所。
宝塚は基本、前半お芝居。後半にショーがありますが、
特にショーの方でそれを感じます。
端っこの方で踊っていても、皆★キラキラ★の笑顔を見せてくれます。
毎年40人程度のタカラジェンヌが誕生しますが、
その中からトップになるのは本当に数人。
トップの出ない学年も普通にあります。
トップになるためには、沢山のファンを付ける事も1つの重要な要素となります。
(トップのファンの数は観客動員数に直結してますからね)
そのファンを獲得するためにも、個々人が自分の魅力を存分にアピールできる場。
それがショーなんだろうな~。と言う気がします。
1公演、総勢70人くらいが舞台に上がっていますが、
本当に(場面にもよりますが)仏頂面で踊ってる生徒なんて1人もいませんよ♪
それだけで観ているこちらも幸せな気分になれるのです。
生徒とあなどることなかれ、高い演技力
宝塚歌劇は他の劇団よりも演技力は低いのではないか?
と思われている方もいるかもしれません。
ですが、私が観る限りでは外部のカンパニーと遜色なく感じます。
宝塚歌劇でも泣ける作品は沢山あります。
私も「ファントム」や「桜嵐記」では号泣しました。
男役の形を追求しながらも、更に芝居も追及し、
お客様に楽しんでもらおうというタカラジェンヌ達の努力には脱帽です。
歌、ダンスなど技術の上達だけでなく、芝居でも更に上を目指すジェンヌたち。
切磋琢磨する仲間がいるのも実力向上の要素かもしれませんね。
同じように見えて違う個性たち
パッと見は宝塚の男役化粧。娘役化粧。
一様に同じに見えるかもしれませんが、
名前と顔が一致してくると、やはり皆、個性があります。
- ダンスが上手い人。
- 歌が上手い人。
- 芝居の上手い人。
- 動きがセクシーな人。
- 若々しい人。余裕の見える人。可愛い人。
色んなタイプがいます。
たくさんいるライバル達の中で、みんな自分の強みは何か、弱みは何か。
常に向き合って、自分を磨いているジェンヌ達。
その個性の中からファンは自分の推しを見つけていくのです(^^)
好きな生徒さんが見つかると俄然宝塚観劇は楽しさを増します!
是非推しの生徒さんを見つけて、宝塚観劇を楽しんでいただきたいと思います。
受け継ぐ伝統
宝塚歌劇団ももうすぐ110周年を迎えます。
他にあまり類を見ない、男役スターシステム。
男役の人は、外国の俳優さんなどからも動きや着こなしなどを勉強し、
男役を学んでいくと聞きますが、
やはり一番のお手本は目の前にいる男役先輩方。
(娘役も然りですが。)
下級生たちは、先輩方からも色々と見て学んで吸収しています。
舞台を観ていると、それが分かる瞬間というのがあります。
ショーやお芝居の中で、既に退団した先輩の仕草を感じさせる、現役生徒さんが結構います。
観てる方も「あ、今の動き、退団した○○さんみたい!」とか
見つけるとテンションが上がります♪
もちろん大地真央さんや真矢みきさんなど、
今までにない新しい風を吹かせた生徒さんもいますが、
まだ男役として発展途上の下級生時代、
多くの生徒さん達は先輩方をみて学びます。
なので、ふとした瞬間のジェンヌさんの仕草や動きなどに、
過去の生徒さんっぽさを見つけることで、伝統を感じたりすることがあります。
それを見ながら「あの頃、同じ舞台に立ってたから、その時に盗んだのかな?」とか、
想像を巡らすのも又ファンの楽しみだったりするのです♪
今までの観劇記録
宝塚公演のチケットは競争率が高くてなかなか入手しにくく、
私もなかなか劇場で舞台を観ることは叶わないのですが、
有難い事に、時々TV(BSプレミアム)などで放送してくれるので、録画して見たり、
どうしても観たい公演に関してはLIVE配信などで観たりしています。
観た時には必ず観劇感想なども書いているので、
ご興味のあるかたはどうぞ読んでみて下さい。
以上。私の思う宝塚歌劇の魅力でした