オペラ「偽の女庭師」鑑賞記

オペラの楽しみ方 作品の予習

昨日は、関西歌劇団公演のオペラ「偽の女庭師」を観てきました。

あらすじと、登場人物の相関図を
始まる前にプログラムを読んで頭に入れてからスタート。

オペラはミュージカルと違って、
言葉も日本語でない事が多く、
又、ストーリーも昔の価値観で作られたものが多いので

あらすじ登場人物の予習をしておかないと、
私の場合、ストーリーが分からないまま終わる事もありました💦

それ以来、私は観劇するオペラ作品を予習してから観るようにしています。

今回は予習の成果もあり何とか付いて行くことが出来ました。

字幕舞台の演技と両方観たくて、首を左右に振りながら。
目と首が疲れました(笑)

言葉が分かれば演技や動きに集中できるのにな~。
知らないオペラを観る時はいつもそう思います。

モーツァルト作曲オペラ「偽の女庭師」ストーリー

あらすじは「偽の女庭師」で検索すると色々と出てくるのですが、

簡単に言うと恋愛の三角、四角関係?のドタバタ喜劇。

主人公ヴィオランテは侯爵令嬢
今は女庭師サンドリーナと名前を変え、昔の恋人ベルフィオーレを探している。

伯爵ベルフィオーレヴィオランテの元恋人
嫉妬の余り恋人のヴィオランテを刺し殺してしまったと思い込んで逃亡

そんな2人を中心に

ヴィオランテ💖(市長)ドン・アンキーゼ💖(市長の小間使い)セルベッタ💖(ヴィオランテの召使)ロベルト

ベルフィオーレ💖(市長の姪)アルミンダ💖(騎士)ラミーロ

それぞれ想いを寄せていることから巻き起こる、ドタバタ劇です。

モーツァルト風味満載

この作品は、今回初めて知ったモーツァルトのオペラ作品だったのですが、
あちらこちらにモーツァルト要素を感じる箇所がありました。

フィガロの結婚で聞いたことのある旋律がちょこっと流れてきたり、
ストーリーが途中魔笛っぽかったり。

もちろんモーツァルトの曲調があちらこちらに。
(何となく、「これはモーツァルト作曲のオペラ?」と知識がなくても気付ける回数が増えてきた気がする)

そして、ハッピーエンドのストーリーは
見終わった後にスッキリして良いですね。

後々の印象には残らないかもしれないけれど、
あと腐れなくスッキリした気分で家路につくことができますニコニコ

関西歌劇団「偽の女庭師」公演の感想

この作品、演出でそうなったのか、
作品的に元々こういうキャラクター達だったのかはわかりませんが、

登場人物のキャラがそれぞれに濃くて、
一番普通っぽい主人公が、一番印象薄く感じる位でした(笑)

でも歌は、主役として無難にこなされてる感じがしました。
森に迷い込んだ時の歌には気持ちが感じられて良かったな~。と素人目線ですが思いました。

あと、ラミーロ役の方の歌も素敵でしたね。
聴き心地の良い歌声でした。

(素人目なのに偉そうにスミマセン💦)

あと、市長役の先生はご縁があり、
ご指導していただいたことがあるのですが、

ご指導をされている時と、舞台で演じてる時の動き(特に手)が同じだな~。
とマニアックな見方をしてしまいました(笑)


背景も映像を駆使して、どんな場面かすぐに分かるようになっていました。

昔は場面が変わるごとに大道具とか大変だったと思うのですが、
技術の進化!というか。
便利な時代になりましたね。

総体的には喜劇っぽい作品で、見終わった後に
「面白かったね~」と言いあえるような楽しいオペラ作品でありました音譜

オペラを知るために

普段、歌はオペラの歌を勉強しているくせに
ミュージカルより(個人的に)足を運ぶ機会は少ないのですが、

また機会があれば、少しずつオペラも、作品を知るために観にいかないとな~。
と思ったりしています。